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東岳廟 とうがくびょうDōng yuè miào

世界大百科事典 第2版の解説

とうがくびょう【東岳廟 Dōng yuè miào】

中国の五岳の一つ,東岳泰山の神をまつる道教寺院。泰山は古来天神が下り死者の霊魂が寄り集う霊山とされた。その神を泰山府君または東岳大帝といい,人間の寿夭(じゆよう)生死をつかさどり死者を裁く神として人々の信仰を集め,各地に東岳が建てられた。現在北京の朝陽門外に残っているのが最も有名で,廟内には東岳大帝や地獄の七十六司をはじめ財神などの神々がまつられて,3月15日からの祭礼は殷賑を極めたという。【麦谷 邦夫】

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世界大百科事典内の東岳廟の言及

【泰山府君】より

…さらに仏教の地獄説と習合すると,泰山府君を閻羅大王麾下の地獄の十王の一人とする十王信仰が成立して民間に盛行し,日本にも伝わった。しかし,泰山府君の信仰は終始衰えることなく続き,泰山の碧霞宮(へきかきゆう)を初めとして各地に泰山府君を祭る東岳廟が建てられた。その誕生日とされる3月28日には盛大な祭りが行われ,中国の民間信仰の代表的なものの一つであった。…

※「東岳廟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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