東崎町(読み)とうざきまち

日本歴史地名大系 「東崎町」の解説

東崎町
とうざきまち

[現在地名]土浦市東崎町・中央ちゆうおう二丁目・城北じようほく町・川口かわぐち一丁目

土浦城とほん町の東に位置する。寛文元禄(一六六一―一七〇四)頃の土浦城郭図(土浦市立図書館蔵)には屋敷とのみ記され、享保年間(一七一六―三六)の土浦城郭図(同館蔵)には牢屋・矢場、さらにその東側に下東崎しもとうざきも記されている。

安政二年(一八五五)改正の御改正下東崎―径界図(同館蔵)には「歩詰壱万六百六十八歩 内千八百九十二歩御組屋敷并獄屋 二千五百五十歩御除地 三千九百二十一歩本屋敷 二千三百五歩道代・堀代」とあり、寛永二〇年(一六四三)に城主西尾忠照が建立し、菩提寺とした臨済宗の東湖山円明院済岸さいがん寺のほか神宮じんぐう寺・高翁こうおう寺・大門だいもん院・宝性ほうしよう院などの寺院がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報