東新井村(読み)ひがしあらいむら

日本歴史地名大系 「東新井村」の解説

東新井村
ひがしあらいむら

[現在地名]境町東新井

上淵名かみふちな村の東に位置し、南は新田につた花香塚はなかづか(現新田町)。寛文郷帳では淵名村に含まれたが、元禄郷帳には村名がみえ高二〇九石余、伊勢崎藩領。近世後期の御改革組合村高帳では同藩領、家数三〇。天保二年(一八三一)の伊勢崎領田畑寄(上岡文書)によると反別田一二町七反余・畑一一町九反余、新開田畑のうち田一町四反余・畑八町九反余。家数四一、馬一七疋。天保郷帳では淵名村に含まれた。水利用水に頼るところが大きく、山中やまなか(一千一四八坪)なかノ沼(七千八四〇坪)かみノ沼(六千二七二坪)などがあった。当地は地下水が浅く低湿地帯をなしており、北部のはらも湿地帯のため開発が遅れ、上・下淵名村と当村三村の入会秣場となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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