東林跡遺跡(読み)ひがしはやしあといせき

日本歴史地名大系 「東林跡遺跡」の解説

東林跡遺跡
ひがしはやしあといせき

[現在地名]鎌ヶ谷市初富 東林跡

手賀てが沼水系の金山かなやま落に流入する支谷の源流部、標高約二七メートルの台地上に位置する。旧石器時代の遺跡で、昭和五八年(一九八三)発掘調査された。二枚の文化層(立川ロームIV層下部・VII層)があり、上層では礫群を構成する七つの石器集中地点からナイフ形石器・角錐状石器など九五点が出土し、下層では弧状に連なる一七の集中地点から二側縁加工の石刃製ナイフ形石器四五点のほか削器・彫刻刀形石器・石錐・楔形石器などの石器群が計一千四〇七点出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android