20世紀日本人名事典 「東畑四郎」の解説
東畑 四郎
トウハタ シロウ
昭和期の農林官僚,農政理論家 農政調査委員会理事長;全国食糧事業協同組合連合会会長;元・農林事務次官。
- 生年
- 明治40(1907)年11月6日
- 没年
- 昭和55(1980)年10月21日
- 出身地
- 三重県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学法学部法律学科〔昭和6年〕卒
- 経歴
- 昭和6年農林省に入省。戦中から戦後にかけての農政課長時代は、農地改革の政策体系を中心になってまとめあげ、政策案として国会に提案する役割を果たした。23年経済安定本部生活物資局長、26年農政局長、27年食糧庁長官を経て、28年3月農林事務次官となり、29年12月退官。その後、36年農政調整委員会事務局長、42年会長、42〜49年日銀政策委員、50年から全国食糧事業協同組合連合会会長などを歴任。実兄の東畑精一東大名誉教授と並んで農林水産行政への影響力は大きかった。著書に「昭和農政談」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報