日本歴史地名大系 「東野上村」の解説 東野上村ひがしのがみむら 兵庫県:三田市東野上村[現在地名]三田市東野上福島(ふくしま)村の北に位置する。西端を武庫(むこ)川が流れ左岸に平坦地が開け、大部分は丘陵地で灌漑用溜池が多い。中央を丹波への街道が通る。慶長国絵図に東野上村とみえ、高二三六石余。正保郷帳では高三六四石。享和二年(一八〇二)の菱屋平七長崎紀行(京都大学文学部蔵)に加茂(かも)村から約一〇町行くとゑびす村(本名は野上村)で、人家三〇軒ばかり、茶屋ありとみえる。城(じよう)ヶ岡(おか)丘陵の東と南側が岩壁である要害地に岡山(おかやま)城(東野上城)跡がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by