東金屋たたら跡(読み)ひがしかなやたたらあと

日本歴史地名大系 「東金屋たたら跡」の解説

東金屋たたら跡
ひがしかなやたたらあと

[現在地名]滑川市東金屋 角地

上市かみいち川支流のかな川の南に位置し、標高は五六メートル。この地でたたら製鉄が始められたのは文化四年(一八〇七)で、経営者は滑川町の売薬商小出屋嘉助であった(「三州地理雑誌」など)遺跡は昭和四八年(一九七三)に発見され、製鉄炉の基礎部分である本床とその左右にある乾燥・防湿用の小舟、および前庭部に位置する跡坪が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 砂鉄 出土 鉄滓

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