東雲院(読み)とううんいん

日本歴史地名大系 「東雲院」の解説

東雲院
とううんいん

[現在地名]倉敷市生坂

生坂いくさか川のほとりにある。南明山真光寺と号する。もとは東照山真光寺真如院と号したが、享保一九年(一七三四)改めたという。高野山真言宗。本尊薬師如来は慈覚大師作と伝える。「備陽国誌」では空海草創を伝えるが、寛政一一年(一七九九)の第六世如実が記す当寺蔵の東雲院由来書に収める元文三年(一七三八)の書上覚によれば、開山・開基ともに不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android