松倉川(読み)まつくらがわ

日本歴史地名大系 「松倉川」の解説

松倉川
まつくらがわ

亀田かめだ山地中部の松倉山を水源として南に下り、河口近くで湯の沢ゆのさわ川を合せた湯の川やさめ川を右岸に入れて津軽海峡に注ぐ二級河川。流路延長二三・六キロ(うち指定区間一八・一キロ)流域面積九三・一平方キロ。近世湯川ゆのかわ村は当川の流域に開かれた村で、のちに当川を境に上湯川(左岸)と下湯川村(右岸)に分れた(検考録)玉虫「入北記」(安政四年五月一日条)は当川沿いに開かれた上湯川村の畑地について「松倉川傍ニ畠大ニ開ケ居リ専ラ大小豆粟稗ヲ植ユル由。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報