松尾天神社(読み)まつおてんじんしや

日本歴史地名大系 「松尾天神社」の解説

松尾天神社
まつおてんじんしや

[現在地名]七尾市矢田町・竹町

江戸時代の矢田やた村と竹町たけまち村の入会地天神山に鎮座。旧村社。祭神は菅原道真。往古七尾城ななおじよう山の松尾山に鎮座していたという。天文一〇年(一五四一)八月二八日、冷泉為和らが八田やた道場金台こんたい寺の天神法楽に列している(今川為和集)。同寺に祀られていた天神を当社とする説がある(鹿島郡誌)。「三州式内等旧社記」には矢田部やたべ天神社とみえ、万治二年(一六五九)の居屋敷等由来書上(七尾市史)には、畠山氏の氏神で社は玉泉院の建立とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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