松山 恵子(読み)マツヤマ ケイコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「松山 恵子」の解説

松山 恵子
マツヤマ ケイコ


職業
歌手

本名
岡崎 恒好(オカザキ ツネコ)

生年月日
昭和12年 4月10日

出生地
愛媛県

学歴
宇和島城北中卒

経歴
中学2年の時、日本コロムビアの全国歌謡コンクールで10位に入賞しプロ歌手を志す。昭和29年日本マーキュリーレコード全国大会で優勝し、30年「マドロス娘」でデビュー。31年の「十九の浮草」で注目を集め、32年「未練波止場」でNHK「紅白歌合戦」に初出場し、以来7年連続出場(通算8回出場)。代表曲の「だから云ったじゃないの」の歌詞あんた泣いてんのね」は流行語にもなった。他のヒット曲に「お別れ公衆電話」「東京なんて何さ」「人生ありがとう」などがある。44年自動車事故の後遺症からむち打ちとなり、約3ヶ月も声が出なくなったが、必死のリハビリにより奇跡的にカムバック。フランス人形のような派手なドレス姿とハンカチを振る姿をトレードマークに、その親しみやすい人柄から“お恵ちゃん”の愛称で庶民派歌手として活躍した。平成16年歌手生活50周年記念曲「一葉記」が遺作となった。

受賞
日本演歌大賞(演歌功労賞 第10回)〔昭和59年〕,日本レコード大賞功労賞〔平成7年〕

没年月日
平成18年 5月7日 (2006年)

親族
甥=岡崎 つぐお(漫画家)

伝記
心のうたが聴こえる―NHKラジオ「演歌今昔」から 杉 紀彦,こんばんはラジオセンター班 著(発行元 日本放送出版協会 ’87発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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