松川陣屋跡(読み)まつかわじんやあと

日本歴史地名大系 「松川陣屋跡」の解説

松川陣屋跡
まつかわじんやあと

[現在地名]大洗町成田町

夏海なつみ宿から西約二キロ、沼を見下ろす松川の標高二五メートルの台地端にある。御陣屋とよばれ、水戸藩の連枝松平大学頭の守山藩(のち松川藩と改めた)の陣屋があった。

守山藩の領地は元禄一三年(一七〇〇)徳川綱吉より与えられた二万石で、奥州田村郡守山もりやま(現福島県郡山市)を中心に二六ヵ村、常陸には四一ヵ村あった。そのため守山村と成田なりた村松川に年貢収納の役所を置き、陣屋と称した。陣屋の入口は宿から北松川きたまつかわに至る坂の途中、北側の台地へ登る所にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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