大洗町(読み)オオアライマチ

デジタル大辞泉 「大洗町」の意味・読み・例文・類語

おおあらい‐まち〔おほあらひ‐〕【大洗町】

大洗

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日本歴史地名大系 「大洗町」の解説

大洗町
おおあらいまち

面積:二二・五一平方キロ

鹿島台地とよばれる標高三〇メートル前後の関東ローム層台地の最北端に位置し、西境涸沼ひぬま川が流れ、東は太平洋に面する。海岸は北部が岩石で、南部砂浜をなす。北は那珂川を挟んで那珂湊市、南は鹿島郡旭村、西は涸沼川を境に常澄つねずみ村・茨城町に対する。集落は国道五一号が通ずる海岸に面した台地下に細長く続き、漁村特有の密集街村を形成。岩石海岸は古くから景勝に恵まれ、砂浜海岸は海水浴場となり、休養地・保養地として利用される。昭和二六年(一九五一)には大洗県立自然公園、同三八年には大洗都市公園に指定され、観光施設が整備されつつある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大洗町」の意味・わかりやすい解説

大洗〔町〕
おおあらい

茨城県東部,ひたちなか市の南,太平洋に面する町。 1954年磯浜町と大貫町が合体して発足那珂川河口南側に位置する観光と漁業の町。「磯節」で知られる大洗岬は町の東端にある景勝地。付近は県内最大の海水浴場として大洗観光地の中心をなす。南側の大貫も景勝地で,海水浴場,保養地となっている。磯浜は江戸時代から漁業が盛んで,水産加工業も行なわれる。以前は船だまりに涸沼川 (ひぬまがわ) を利用してきたが,砂の堆積が激しいため,大洗岬付近に新漁港が建設された。南部の台地に,日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターがある。海岸と南部一帯は大洗県立自然公園に属する。鹿島臨海鉄道大洗鹿島線,国道 51号線が通る。面積 23.89km2。人口 1万5715(2020)。

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