デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平大弐」の解説 松平大弐 まつだいら-だいに 1823-1864 幕末の武士。文政6年生まれ。加賀金沢藩の尊攘(そんじょう)派の家老。世子前田慶寧(よしやす)にしたがい京都にゆき,長門(ながと)萩(はぎ)藩のため朝廷と幕府との斡旋につとめた。禁門の変の際,慶寧が御所警護の任を放棄して退京したことに対し,重臣としての責任をとわれ,元治(げんじ)元年8月11日自刃(じじん)した。42歳。名は康正。通称は別に鉄吉郎,玄蕃。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例