松本サリン事件

共同通信ニュース用語解説 「松本サリン事件」の解説

松本サリン事件

1994年6月27日夜、長野県松本市の長野地裁松本支部裁判官宿舎近くの住宅街で猛毒サリンがまかれた事件。多数の重軽症者が出たほか、死者後遺症で意識が戻らず2008年に亡くなった1人を含め8人に上った。長野県警は第1通報者の河野義行こうの・よしゆきさん宅を被疑者不詳のまま家宅捜索。報道機関も河野さんを容疑者扱いするような報道を展開した。その後、山梨県のオウム真理教施設周辺でサリン残留物が検出され、教団側が裁判官らを狙ってサリンの効果を試そうとしたと判明一連の事件で死刑が確定した13人のうち、教祖松本智津夫まつもと・ちづお元死刑囚や教団幹部の関与が認定され、13人の刑は18年7月、執行された。

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