松毛虫(読み)マツケムシ

デジタル大辞泉 「松毛虫」の意味・読み・例文・類語

まつ‐けむし【松毛虫】

マツカレハ幼虫。成熟した幼虫は7センチほどにもなり、黒褐色の地に橙色銀色鱗片りんぺんがあり、背面に藍黒色の毒毛の束をもつ。松の葉を食べる大害虫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「松毛虫」の意味・読み・例文・類語

まつ‐けむし【松毛虫】

〘名〙 マツカレハの幼虫。体長七センチメートルぐらいになる大形の毛虫。体は淡黄褐色をおび、背面に赤橙色灰白色斑紋がある。中胸と後胸の背面に黒藍色の毒毛が密生。各種のマツとカラマツの葉を食べる害虫で、特にアカマツを好む。春、活動を始め、夏には成虫のガとなる。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android