松田ミゲル(読み)まつだ・みげる

朝日日本歴史人物事典 「松田ミゲル」の解説

松田ミゲル

没年:寛永10.8.27(1633.9.30)
生年天正6(1578)
安土桃山・江戸前期のイエズス会宣教師。天草志岐(熊本県)出身。慶長12(1607)年,長崎でイエズス会入会。同19年の禁教令によってマニラへ渡り司祭となる。寛永7(1630)年岐部カスイ・ペドロと共に商人に変装して帰国し,長崎で布教従事台風による嵐の最中病没

(宮崎賢太郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松田ミゲル」の解説

松田ミゲル まつだ-ミゲル

1578-1633 織豊-江戸時代前期のキリシタン
天正(てんしょう)6年生まれ。イエズス会司祭。日本名は不明。慶長19年追放されマニラにわたる。寛永7年薩摩(さつま)(鹿児島県)坊津上陸,長崎に潜伏して布教活動をおこなった。寛永10年8月27日死去。56歳。肥後(熊本県)天草出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android