松田 正平(読み)マツダ ショウヘイ

20世紀日本人名事典 「松田 正平」の解説

松田 正平
マツダ ショウヘイ

昭和・平成期の洋画家



生年
大正2(1913)年

没年
平成16(2004)年5月15日

出生地
島根県青原村

出身地
山口県宇部

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科〔昭和12年〕卒

主な受賞名〔年〕
国画会奨励賞〔昭和15年〕,日本芸術大賞(第16回)〔昭和59年〕,宇部市芸術文化特別功労賞〔昭和61年〕

経歴
中学卒業後、上京。川端画学校に通い、昭和7年東京美術学校に入学、藤島武二師事。12〜14年滞仏、パリのアカデミー・コロラッシでデッサンを学ぶ。帰国後、宇部に戻り、山口師範学校教諭となるが、1学期で退職。のち高校の非常勤講師の傍ら、宇部にある周防灘をモチーフにスケッチを続ける。26年国画会会員。28年上京し、生活のために語学テキストの表紙絵などを描く一方で、国画会を中心に作品の出展。同年フォルム画廊で個展を開き、以後毎年開催。58年「松田正平画集」出版記念回顧展を開催。平成7年再び帰郷書画の個展も開く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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