板間稼(読み)いたのまかせぎ

精選版 日本国語大辞典 「板間稼」の意味・読み・例文・類語

いたのま‐かせぎ【板間稼】

  1. 〘 名詞 〙 風呂屋脱衣場で、他人衣服金品などを盗み取ること。また、その盗人板の間。板の間働き。板場稼ぎ。板場踏み。
    1. [初出の実例]「押込、昼盗(ひるとんび)、板の間稼ぎ、一寸持(ちょっくらもち)油断も透(すき)もなりませぬ」(出典人情本・珍説豹の巻(1827)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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