板場(読み)イタバ

デジタル大辞泉 「板場」の意味・読み・例文・類語

いた‐ば【板場】

料理屋で、まな板を置く所。調理場板前
菓子屋で、のし板を置く所。
関西地方で)日本料理料理人。板前。「板場修業
[類語]料理人調理師板前コック

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精選版 日本国語大辞典 「板場」の意味・読み・例文・類語

いた‐ば【板場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まな板、のし板が置いてある場所。また、そこにいる者、すなわち調理人。おもに関西でいう。関東では、板前が普通。いたもと。いた。
    1. [初出の実例]「高の知れた目くされ金、板場(イタバ)なりと拾はうぞい」(出典:歌舞伎・油商人廓話(1803)序幕)
  3. 型紙捺染(なっせん)工場で、型付けの作業をする場所。

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