林産製品(読み)りんさんせいひん(その他表記)minor forest products

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「林産製品」の意味・わかりやすい解説

林産製品
りんさんせいひん
minor forest products

山林から産出される製品。木材乾留製品が中心で,木材を熱分解して得られる木炭,木酢液,木タール,木ガスなどがある。木炭は家庭用,業務用として料理など,工業用として乾燥,精錬その他に,木酢は木酢液として食品加工,防臭・防腐剤に,酢酸として食用,工業用に,木精として溶剤メチルアルコールに,木タールはクレオソート油,燃料に,また木ガスは燃料に使用されるなど用途が広い。その他の林産製品としては,コルクガシ樹皮,あべまき樹皮などから得られるコルク (断熱材,リノリウム履物など) ,行李柳 (柳行李バスケット) ,籐 (椅子,ステッキ,家具) ,あけび (バスケット,土瓶敷) などがある。 (→林産物 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む