クレオソート油(読み)くれおそーとゆ(英語表記)creosote oil

翻訳|creosote oil

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレオソート油」の意味・わかりやすい解説

クレオソート油
くれおそーとゆ
creosote oil

コールタール留分一種。コールタールを蒸留すると得られる中油以上の留分の混合物。中油、重油アントラセン油などの各留分から、ナフタレンアントラセンなどを分離・回収した残油分を適宜配合し一定規格(JIS K 2439)のものとした製品。沸点は200℃以上、比重は1.0以上(20℃)である。木材防腐剤、塗料などとして用いられる。

田上 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレオソート油」の意味・わかりやすい解説

クレオソート油
クレオソートゆ
creosote oil

コールタールの低温乾留で得られる中油以上の留分の混合物。アントラセン,ナフタリンクレゾール,高級フェノール類,ナフトール類などを含む。各種芳香族化合物の分離,木材防腐剤,塗料などに用いる。

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