20世紀日本人名事典 「林竹二」の解説
林 竹二
ハヤシ タケジ
昭和期の教育哲学者 東北大学名誉教授;元・宮城教育大学学長。
- 生年
- 明治39(1906)年12月21日
- 没年
- 昭和60(1985)年4月1日
- 出生地
- 栃木県矢板市
- 学歴〔年〕
- 東北帝国大学法文学部哲学科〔昭和9年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士〔昭和37年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 毎日出版文化賞(第30回)〔昭和51年〕「田中正造の生涯」
- 経歴
- 昭和28年東北大教育学部教授、のち同学部長を経て、39年宮城教育大学に転じ、44年から6年間第3代学長を務めた。この間、入試に絵やダンスを使った表現テストを導入、また定年退職後は全国各地の学校を行脚して“授業巡礼”をするなどユニークな教育実践家として注目を集めた。足尾銅山事件の田中正造の研究者としても知られる一方、37年にソクラテスの研究で文学博士に。著書に「田中正造の生涯」「授業・人間について」「教育の再生を求めて」「学ぶということ」「教育亡国」などのほか、「林竹二著作集」(全10巻 筑摩書房)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報