林西寺(読み)りんさいじ

日本歴史地名大系 「林西寺」の解説

林西寺
りんさいじ

[現在地名]越谷市平方

古利根川西岸に位置する。白龍山月照院と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。元禄八年(一六九五)の林西寺并末寺由緒(寺蔵)によれば、開山年次は不明とするが、覚蓮社等海を開山とする。開山から八世岌弁まで藤田流を継承したが、九世然誉呑龍の代に白籏流に改め、呑龍を中興開山として以降白籏流を継承した。呑龍は市野割いちのわり(現春日部市)出生で、岌弁の弟子となり、江戸芝増上寺普光観智国師源誉存応に師事した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android