枝条架式濃縮装置(読み)しじょうかしきのうしゅくそうち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「枝条架式濃縮装置」の意味・わかりやすい解説

枝条架式濃縮装置
しじょうかしきのうしゅくそうち

5~6mの高さに枠を組み,これに竹の小枝を掛けた海水濃縮装置。ポンプで揚げた海水を上から掛け,流れ落ちる間に水分蒸発が行われることによって塩分が濃縮される。 16世紀頃からヨーロッパで使用され,日本でも幕末から明治期にかけて洋式製塩として試みられたが成功をみず,1950年代になって流下式塩田と組合せる方式で普及した。太陽熱のほかに風力をも蒸発に利用できるため,従来の入浜式塩田と比べて生産力は飛躍的に高まったが,72年には流下式塩田が消滅したため姿を消した。

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