枡田村(読み)ますだむら

日本歴史地名大系 「枡田村」の解説

枡田村
ますだむら

[現在地名]添田町桝田ますだ

野田のだ村の南に位置し、西は中元寺ちゆうがんじ村・落合おちあい村。村内を北流するいちぐう川は、北西部で彦山川に合流する。増田(正保国絵図)・升田(天保郷帳)などとも書く。戦国期には益田と記される。文明一〇年(一四七八)一〇月一九日の大内政弘安堵状(「正任記」同月二二日条)によると、益田丹後入道の所領であった「益田八町地」などが彦山座主に還付されている。弘治二年(一五五六)四月一三日、大内氏の庶流右田鑑康に大友氏の家臣と思われる奴留湯勘解由左衛門が知行していた益田村八町地が宛行われた(「大友義長宛行状写」右田文書/熊本県史料 中世篇四)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android