枷杭(読み)カセグイ

精選版 日本国語大辞典 「枷杭」の意味・読み・例文・類語

かせ‐ぐい‥ぐひ【枷杭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「枷」も「杭」も動きを妨げるものであるところから ) 自由な行動を束縛するもの。
    1. [初出の実例]「結ぶ塩治(えんや)の誤りは、恋のかせ杭(グイ)加古川の、娘小浪が云号(いいなずけ)結納(たのみ)もとらず其儘に」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android