最新 地学事典 「柏崎-千葉構造線」の解説
かしわざきちばこうぞうせん
柏崎-千葉構造線
Kashiwazaki-Chiba Tectonic Line
新潟県柏崎市付近から南南東へのび,群馬県前橋市東方から緩く弧状に東南東へ向かい,千葉市を通り太平洋に抜けると想定される構造線。山下昇(1970)提唱の柏崎─銚子線の南部の位置が変更され,本線が再提案された(山下昇,1995)。北部では米山─谷川岳構造帯(猪間明俊,1971)にほぼ相当する。本線を境として北東部と南西部で地形・地質上の大きな相違があるとされたが,本線を境に西南日本先新第三系の地帯配列は絶たれず連続している。柏崎─銚子線南部にあたる利根川構造線(望月勝海,1950)あるいは関東構造線(小林貞一ほか,1938)が前期中新世東北日本孤の南限であり,日本海拡大時の右横ずれ断層であるとされている(高橋雅紀,2006)。本線南部あるいは柏崎─銚子線南部がフォッサマグナの東縁にあたると考えられている。参考文献:山下昇(1995) フォッサマグナ,東海大学出版
執筆者:豊島 剛志
参照項目:日本列島とその周辺の地体構造区分
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

