柏崎陣屋跡(読み)かしわざきじんやあと

日本歴史地名大系 「柏崎陣屋跡」の解説

柏崎陣屋跡
かしわざきじんやあと

[現在地名]柏崎市大久保一丁目

川左岸の標高約二〇メートルの砂丘上にある。鵜川は砂丘を迂回するように流れ、島状を呈する。当地では高田藩時代の陣屋名称を柏崎陣屋と称し、白河藩以降を大久保おおくぼ陣屋ともいう。嘉永三年(一八五〇)の柏崎陣屋絵図(柏崎市立図書館蔵)によると東西一八〇メートル、南北一〇〇メートルで、役所・学問所・火術細工所・剣鎗術場・居合柔術場・馬場・弓術場・役宅・長屋・稲荷社がある。

寛保元年(一七四一)高田藩主松平定賢が陸奥白河藩(表高一一万石)に転じ、翌年刈羽三島さんとう両郡の大部分が再領地となり、越後五郡(魚沼・三島・刈羽・蒲原・岩船)の越後領六万石の総支配所として構築された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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