柏木成子町(読み)かしわぎなるこちよう

日本歴史地名大系 「柏木成子町」の解説

柏木成子町
かしわぎなるこちよう

[現在地名]新宿区西新宿にししんじゆく一丁目・同五―八丁目

内藤新宿の西方に位置し、青梅おうめ街道沿いに形成された両側町。東は城氏・小嶋氏の屋敷や美濃高須藩松平氏の下屋敷、西は柏木淀橋かしわぎよどばし町、南は柏木村および角筈つのはず村、北は柏木村。北側町並の東寄りに日蓮宗常円じようえん寺の境内が割込んでいる。町内間数は街道南側の町屋が東西間口三九一間・南北裏行二五間。北側は東西間口三五九間・南北裏行二五間。文政一一年(一八二八)の家数は三三二(文政町方書上)。町屋起立の年代は不明だが、柏木村内の青梅街道沿いに次第に町屋が建並び、延享二年(一七四五)町奉行支配となった。宝永三年(一七〇六)には検地が行われており、町内反別は五町二反(高三一石)であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報