デジタル大辞泉 「濁り酒」の意味・読み・例文・類語
にごり‐ざけ【濁り酒】
[類語]酒・
白く濁っている酒。濁酒(だくしゅ)、白馬(しろうま)などともいわれ、一般にはどぶろくと同じ場合が多い。どぶろくは、日本酒をつくるとき、もろみを濾過(ろか)しないで、麹(こうじ)や米粒の混じったままのどろどろした状態の酒をいうが、今日、このようなどぶろくは酒の密造につながるものとして、製造、販売は禁止されている。なお、市場で「にごり酒」とか「白酒(しろき)(白貴)」などという名で販売されているものは、もろみを目の粗い袋で濾過したもので、滓(おり)の混じったままの濁っている酒である。酒税法上は、原料は米と麹であり、濾過しているので、濁ってはいるが清酒(せいしゅ)に属する。なお、奈良時代すでに清酒(すみざけ)、濁酒(にごりざけ)があったが、両者の違いは澄ませ方の程度の差と考えられ、現在のような濾過した清酒が商業ベースでつくられるようになったのは江戸初期以降である。
[秋山裕一]
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新