柳の間(読み)ヤナギノマ

デジタル大辞泉 「柳の間」の意味・読み・例文・類語

やなぎ‐の‐ま【柳の間】

ふすまに雪と柳の絵があったところからの名》江戸城本丸殿中の居間大広間白書院との間にある中庭東側にあり、四位以下の大名および表高家おもてこうけ詰め所

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精選版 日本国語大辞典 「柳の間」の意味・読み・例文・類語

やなぎ【柳】 の 間(ま)

  1. 江戸城本丸殿中の居間。白書院の前庭を西に、南は大広間に接して二室から成る。その襖に、狩野派の雪に柳の絵があるところから名づけられた。四位以下の大名および表高家(おもてこうけ)詰所
    1. [初出の実例]「帝鑑間之列 柳間之列 交替寄合 表高家」(出典:徳川禁令考‐前集・第三・巻三〇・正徳元年(1711)七月二九日)

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