柳花苑(読み)リュウカエン

デジタル大辞泉 「柳花苑」の意味・読み・例文・類語

りゅうかえん〔リウクワヱン〕【柳花苑】

雅楽唐楽双調そうじょう新楽中曲四人女舞であったが、平安期に舞は絶えた。桓武天皇時代に唐から伝えられたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「柳花苑」の意味・読み・例文・類語

りゅうかえんリウクヮヱン【柳花苑】

  1. 柳花苑〈信西古楽図〉
    柳花苑〈信西古楽図〉
  2. 雅楽の曲名。唐楽、双調の曲。四人の女舞。舞は絶えて、曲だけが伝わる。

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改訂新版 世界大百科事典 「柳花苑」の意味・わかりやすい解説

柳花苑 (りゅうかえん)

雅楽の管絃の曲名。唐楽の双調(そうぢよう)。かつては舞があったが,現在は絶えており,管絃のみで演奏される。中国では,葬送のときに新しく曲を作るのが慣例になっており,この曲が作られたとき,曲が悲しくないので,棺を開けたところ死人が生き返ったと伝えられる。日本には桓武天皇の時代に遣唐生が伝え,承和年間(834-848)に太食(たいしき)調だったものを双調に改作したという。早只拍子,拍子24の中曲。
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