女舞(読み)オンナマイ

デジタル大辞泉 「女舞」の意味・読み・例文・類語

おんな‐まい〔をんなまひ〕【女舞】

女性がまう舞。
舞楽で、内教坊ないきょうぼう妓女がまった舞。妓女舞。
白拍子しらびょうしの舞。曲舞くせまい幸若舞こうわかまい田楽猿楽などで行われた女による舞。
風流踊りや歌舞伎踊り、また民俗芸能などの女による舞。
民俗芸能などで、男性が女性に扮してまう舞。

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精選版 日本国語大辞典 「女舞」の意味・読み・例文・類語

おんな‐まいをんなまひ【女舞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代、内教坊宮廷舞姫を置き、舞楽等を教え、練習させた所)の妓女が舞った舞のこと。妓女舞。
    1. [初出の実例]「種々舞楽・雅楽女舞・童舞等如相国寺元三日見物云々」(出典:参天台五台山記(1072‐73)三)
  3. 舞楽で、特に女が舞う舞のこと。
    1. [初出の実例]「右に女まいの出でたりし姿ありさまこそ、まことに、心ありて見えしか」(出典:たまきはる(1219))
  4. 江戸時代、女が天冠狩衣大口という装束で、大鼓を用い、歌に合わせて舞った舞のこと。
    1. [初出の実例]「そこにござるお女郎は女舞(ヲンナマイ)の小勝様じゃ」(出典浮世草子御前義経記(1700)三)

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