柴城村(読み)しばじようむら

日本歴史地名大系 「柴城村」の解説

柴城村
しばじようむら

[現在地名]塩川町吉沖よしおき

おき村の北に位置する。小荒井組に属し、東は渋井しぶい(現喜多方市)、北は荒分あらわけ(現同上)。小名に土井場どいば、端村に西村にしむら反町そりちようだいがある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に柴城とみえ、高九四六石余。貞享元年(一六八四)の会津領高辻帳(喜多方市立図書館蔵)では高九五六石余。「新編会津風土記」によると家数は本村二一・土井場二・西村三・台一四・反町三。地内に応安年中(一三六八―七五)頃柴城民部重行が住したという館跡がある。鎮守は稲荷神社。端村の台は田付たづき川の左岸にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android