柵跡(読み)さくあと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「柵跡」の意味・わかりやすい解説

柵跡
さくあと

古代東北地方にみられる城柵。文献上では,『日本書紀大化3 (647) 年条に,今日の新潟県に渟足 (ぬたり) 柵が造られたという記事初見である。次いで8~9世紀初頭にかけて柵の構築がみられる。その多くは,蝦夷に対する大和朝廷の軍事的,政治的拠点であった。

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