栃木城跡(読み)とちぎじようあと

日本歴史地名大系 「栃木城跡」の解説

栃木城跡
とちぎじようあと

[現在地名]栃木市城内町一丁目

巴波うずま川左岸側にある近世初頭の平城。遺構は学校・宅地などのためわずかに堀と土塁を残すのみ。「下野一国」に栃木町古城とあり、皆川山城守(広照)の城跡とする。同書によれば、城の西入口より栃木町通まで五町四〇間余、堀の総めぐり五一〇間余で、本丸は東西八三間・南北七三間。二の丸は本丸の東と南に二つ、三の丸も二つあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android