栄ふ(読み)サカウ

デジタル大辞泉 「栄ふ」の意味・読み・例文・類語

さか・う〔さかふ〕【栄ふ】

[動ハ下二]《「さか(栄)ゆ」の音変化。鎌倉、室町時代以降用いられた》「さか(栄)える」に同じ。
「―・ふべき四方よも草木のかぞいろはこの春雨や世におほふらん」〈夫木・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「栄ふ」の意味・読み・例文・類語

さか・うさかふ【栄】

  1. 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙 ( ヤ行下二段活用の「さかゆ」から転じて、鎌倉・室町時代ころから用いられた語 ) =さかえる(栄)名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「福(さいわひ)ながく子孫につたはり、家さかふるもの也」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)五)

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