日本歴史地名大系 「栄恩寺」の解説 栄恩寺えいおんじ 福岡県:三井郡北野町赤司村栄恩寺[現在地名]北野町赤司陣屋(じんや)川下流左岸の横小路(よここじ)にある。真宗大谷派。瓊琳山と号し、本尊は阿弥陀如来。慶長七年(一六〇二)田中吉政が家臣田中左馬允を赤司(あかじ)城の城代としたとき、左馬允は位牌所として禅宗の光(りんこう)寺を建立、宗善を住持としたのに始まる。承応二年(一六五三)一一月二代了善が死去、一時無住となったため、荘島法雲(しようじまほううん)寺(現久留米市)住持の掛持ちとされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by