日本歴史地名大系 「栄明寺」の解説
栄明寺
えいみようじ
大同四年(八〇九)弘法大師開基と伝え、「水野記」は「教王山医王院栄明寺(中略)宥範開基之地也、本尊薬師、弘法大師之御影并袈裟筆五大尊等什物也、謂備後国四箇之随一之寺也、毎歳於吉備津宮修天下安全国主長久之祈祷也、古来寺領三百貫末寺三拾四軒也」と記し、安楽寺・敷谷寺・多門寺・常福寺・西龍寺・釈迦堂・東地寺・東之坊・神宮寺・宿院・法楽寺・多門坊・室善寺・安楽院・玉蔵坊などをあげるが、玉蔵坊など一七ヵ寺は破壊という。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報