栗原藩陣屋跡(読み)くりはらはんじんやあと

日本歴史地名大系 「栗原藩陣屋跡」の解説

栗原藩陣屋跡
くりはらはんじんやあと

近世初期の栗原藩成瀬氏の政庁跡。「下総国栗原の郷に居す」と記載されるが(「寛政重修諸家譜」以下同書)遺構はもとよりその具体的な居所未詳であり、栗原八ヶ郷の本郷である本郷ほんごう村に置かれていたか。成瀬正成は天正一八年(一五九〇)の小田原参陣以前より徳川家康に仕え、のち「葛飾栗原郷」に四千石を与えられ、慶長五年(一六〇〇)関ヶ原の戦での功により甲斐国に二万石、のち三河国加茂かも郡に一万石を加増され、居所を栗原郷に置いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android