栗野町(読み)くりのちよう

日本歴史地名大系 「栗野町」の解説

栗野町
くりのちよう

面積:八九・八五平方キロ

姶良郡の北部に位置し、北は吉松よしまつ町、南は牧園まきぞの町・横川よこがわ町、西は伊佐郡菱刈ひしかり町・薩摩郡薩摩町、東は宮崎県えびの市と接する。東部には霧島火山群の一峰である栗野岳(一一〇二メートル)、南西には国見くにみ(六四八・六メートル)がそびえ、北部には丘陵性のくま(熊野峰)が屏風をなして吉松町境に連なる。町域を貫流する川内せんだい川の流域には沖積低地(栗野盆地)が発達、同川やその支流シラス台地を浸食し、地形は複雑である。栗野盆地は水田地帯をなしているが、耕地全体では樹園地を含めた畑地が若干多く、また町域の六割以上を山林と採草放牧地を合せた林野が占めている。JR肥薩線・九州自動車道が縦断し、町内にはそれぞれ栗野駅・栗野インターチェンジがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android