株式保管振替制度(読み)かぶしきほかんふりかえせいど

百科事典マイペディア 「株式保管振替制度」の意味・わかりやすい解説

株式保管振替制度【かぶしきほかんふりかえせいど】

株券譲渡・質受けの場合の株券の受渡しの合理化を図るために,〈株券等の保管及び振替に関する法律〉(1984年)に基づいて設けられ1991年に始動した制度。この制度に参加している銀行証券会社顧客から株券が寄託されると,顧客口座簿に銘柄・株数が記載され,株券は保管振替機関に提出される。同機関には参加者口座簿が置かれ,提出された株券の銘柄・株数・自己分・顧客分の別が記載される。株式の売買は,この口座簿のつけかえで行われる。提出された株券は全て同機関の名義とされるが,各会社に実質株主名簿が備置され,株主権行使はこれに基づいて行われる。→株式譲渡

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