核活性成分(読み)かくかっせいせいぶん(その他表記)nuclear active component

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核活性成分」の意味・わかりやすい解説

核活性成分
かくかっせいせいぶん
nuclear active component

大気中の宇宙線で強い核相互作用を示す成分。N 成分ともいう。核子,α粒子,わずかに重い原子核,π 中間子,K 中間子などを含む。一次宇宙線陽子,α粒子,わずかに重い原子核は大気の原子核と衝突して,核カスケード過程により多数の核活性を示す粒子に増殖する。核活性成分は大気上空に多く,低空にはきわめて少い。空気シャワーの芯の付近には高エネルギーの核活性成分が含まれる。また特にエネルギーの低い中性子は大気の窒素核反応 14N+n→14C+p を起し,放射性炭素 14C をつくる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む