核酸医薬品(読み)かくさんいやくひん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「核酸医薬品」の意味・わかりやすい解説

核酸医薬品
かくさんいやくひん

数個~数十個の核酸が直線上に結合したオリゴ核酸(オリゴヌクレオチド)を基本骨格にもつ医薬品。DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)の配列を認識し、標的部位と特異的に結合して、好ましくない遺伝子の働きを阻害することで薬効を発揮する。疾患の原因となるDNA配列がわかれば、比較的迅速な医薬設計が可能であり、高い特異性を特徴とする。これまでに製品化されている核酸医薬品は数種類のみだが、がんや感染症などに対する次世代の医薬品としてさらなる研究開発が期待されている。

[編集部 2017年8月21日]

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