日本歴史地名大系 「根倉村」の解説 根倉村ねぐらむら 三重県:多気郡明和町根倉村[現在地名]明和町根倉笹笛(ささふえ)川左岸にあり、北は八木戸(やきど)村、東は笹笛川を越えて大堀川(おおほりがわ)新田・山大淀(やまおいず)村に通じ、西は行部(ゆきべ)村に接する。「止由気宮儀式帳」に「根倉御刀代田」とみえる。近世、鳥羽藩領となり、享保一一年(一七二六)幕府領、その後下野国吹上藩領。 根倉村ねくらむら 和歌山県:西牟婁郡すさみ町根倉村[現在地名]すさみ町佐本根倉(さもとねくら)佐本川渓流沿いにある。東は深谷(ふかたに)村、西は平野(ひらの)村。慶長検地高目録では佐本村四〇八石余(小物成九・五四七石)に含まれる。独立した一村となったのは慶安(一六四八―五二)以後といわれ、村名は根株を祀ったことによるという説と、根は嶺のことで壁立した岩のある地形から起こったとする説がある(続風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by