すさみ町(読み)すさみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

すさみ〔町〕
すさみ

和歌山県南部,太平洋に臨む町。1924年周参見町として町制。1955年佐本村,大都河村と合体し,かな書きに改称。1959年江住村を編入。町名は荒れすさむ海岸と,中世の荘園名周参見荘に由来。中心集落の周参見は,周参見川河口の港町で,中世は熊野海賊の一雄周参見氏の所領,江戸時代は口熊野直轄領の中心で代官所が置かれ,熊野街道の渡津として廻船が寄港。今日では漁港。大部分が海に迫る山地で,漁業のほか林業も行なわれる。海岸は海食地形の景観に優れ,吉野熊野国立公園に属する。稲積島暖地性植物群落,江須崎暖地性植物群落は国指定天然記念物。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産の文化遺産に登録された熊野参詣道の大辺路(国指定史跡)が町域を通る。町の中心近くにすさみ温泉がある。町域の東部は古座川県立自然公園に属する。JR紀勢本線,国道42号線が通る。面積 174.46km2。人口 4127(2015)。

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