根笠村(読み)ねかさむら

日本歴史地名大系 「根笠村」の解説

根笠村
ねかさむら

[現在地名]美川町大字根笠

玖珂郡北部、山代(やましろ)郷の西南端部に位置する。北は南桑(なぐわ)・小川(こがわ)・四馬神(しめがみ)の各村、東は岩国藩領二鹿(ふたしか)村(現岩国市)、南は三瀬川(さんぜがわ)村(現周東町)に接する。南北に長い村で、全村山と谷、村の北端を錦(にしき)川が西北から東へ蛇行し、南から根笠川(旧山の内川)が北流して字渡里(わたり)で錦川に流入する。萩藩領で前山代宰判に属した。

村名は「大永ノ記録」(「山代温故録」所収)に、宇佐郷(うさごう)・須川畑(すがわばた)(現錦町)など八ヵ村の加村の一として「根笠畑」とみえる。村名由来は「地下上申」に「往古は山之内と申の由に御座候、此所之者多人数他所より戻り申道中にて、車軸を流す大雨降り出、岩屋え駈込申候得は、一滴も洩り不申、天晴の笠、永代張り替にも及不申、はへ抜の笠成によつて、それより根笠と唱申之由申伝候」とある。

村内の小名を「注進案」は、山の内(やまのうち)・獺倉(おそくら)・押(おし)ヶ谷(たに)・渡里・岩屋(いわや)・道惣(どうそう)・扇野(おうぎの)・高固屋(たかごや)ほか二六をあげる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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