桂国寺(読み)けいこくじ

日本歴史地名大系 「桂国寺」の解説

桂国寺
けいこくじ

[現在地名]阿南市長生町

桑野くわの川右岸丘陵地の会下えげにある。金粟山高雲こううん院と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。寺伝によると応永二〇年(一四一三)阿波に来た周防国鳴滝なるたき(現山口市)泰雲たいうん寺の全庵一蘭が隠居所として創建したが、永禄年間(一五五八―七〇)兵火により焼失。のち本庄ほんじよう城主の清安芸守によって再建された。しかし天正一〇年(一五八二)長宗我部元親の侵攻で再び焼失した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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