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桂川甫賢 かつらがわほけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

桂川甫賢
かつらがわほけん

[生]寛政9(1797)
[没]天保15(1844)
江戸時代後期の蘭学者,幕府の医官。桂川6代目で甫周の孫。名は国寧。オランダ名 Johannes Botanicus。オランダ語に堪能で H.ズーフ,C.ブロンホフ,P.シーボルトなどと交友があった。絵もうまく,『和漢蘭三州必真像自画小幅』がある。主著『酷烈竦弁』。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

桂川甫賢 かつらがわ-ほけん

1797-1845* 江戸時代後期の医師。
寛政9年生まれ。桂川家5代桂川甫筑の長男。桂川家6代。大槻玄沢(げんたく),坪井信道(しんどう)らに蘭学をまなぶ。文政10年父の跡をついで幕府の奥医師となる。のち法眼(ほうげん)。漢方と蘭方の両方の長所活用につとめた。シーボルトとまじわり,バタビア芸術科学協会会員。弘化(こうか)元年12月6日死去。48歳。名は国寧(くにやす)。字(あざな)は清遠。号は桂嶼,翠藍。

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世界大百科事典内の桂川甫賢の言及

【気海観瀾】より

青地林宗(あおちりんそう)が1825年(文政8)に書き,27年に出版した日本で最初の物理的科学の刊本。桂川甫賢(1797‐1844)による序文4ページと凡例4ページ・本文80ページ・図6ページからなり,全文漢文で書かれている。〈凡例〉に,さきに西洋の理科書を渉猟し,格物綜凡若干編を訳述したが,そのうち〈気性〉数十章を抄し,気海観瀾と題し出版する,とある。…

※「桂川甫賢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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